更迭で終わらせない! 沖縄への暴力支配を止めよう! 12.18新宿ど真ん中デモ
2011年12月18日(日)
13時:新宿アルタ前広場で全国アピール(沖縄からの発言など)
14時:デモ出発
11月15日高江の森に、ついに沖縄防衛局が現れた。オスプレイ配備の米軍ヘリパッド工事を再開させないために、住民は朝から晩まで座り込んでいる。いまこの時も、抵抗と説得をねばりづよく続けている。
作業員たちが何度も何度も押しかける、その最中に暴露された、防衛省・沖縄防衛局長の沖縄侮辱発言。基地押しつけをレイプになぞらえる、それは決して「失言」じゃない。防衛省が、日本政府が、「ヤマト」が、沖縄でおこなっている現実の暴力支配の反映だ。
高江の工事強行だけじゃない。辺野古新基地建設を進めるための「環境評価書」を、政府はいまにも提出しようとしている。与那国・宮古への陸上自衛隊配備まで計画されている。八重山では戦争・沖縄支配肯定の教科書が、住民の反対を無視して押しつけられようとしている。
「ヤマト」の、東京のわたしたちの安全や快適のために、有事をあおり、沖縄に危険を押しつけ、自己決定権を奪う。差別構造がそこにある。「ヤマト」のわたしたちはいつでも問われている。植民地主義をいつやめるのかと。
沖縄はみずから抵抗を持続してきた。わたしたちも、わたしたちの立場から抵抗をつくりだそう。いつもの新宿で。更迭で終わらせない! 沖縄への暴力支配を止めよう! 12.18新宿ど真ん中デモへ!
主催:沖縄を踏みにじるな!緊急アクション実行委員会(新宿ど真ん中デモ)
http://d.hatena.ne.jp/hansentoteikounofesta09/
更迭された田中聡前沖縄防衛局長の「犯す前に言うか」発言は、「女性差別」だから不適切、とされました。わたしたちは、田中前局長の、沖縄を「犯す」対象とみなす差別意識、性暴力とその被害を軽視する態度を、つよく批判します。同時にわたしたちは、多くの報道などに見られた、侮辱されたのは「女性」だと名指すことでスキャンダル化しようとする、そこに含まれるパターナリズム(父権主義)についても批判します。「女性」を「よわい存在」、主体のない、庇護(という名の支配)対象とみなすことは、男性中心主義という点で、田中発言と差別意識を共有します。そうしたまなざしから「沖縄支配=性暴力」を語ることは、沖縄そして「女性」をおとしめるものです。ここヤマトから、沖縄への暴力支配に反対するわたしたちは、植民地主義的な暴力支配の問題を「それ自体」として批判します。そしてパターナリズム的な「沖縄支配=性暴力」の語りにおちいらないよう、発言「それ自体」の問題に抗議します。