20120122

弾圧に反対し人権を守る情報センター発足

弾圧に反対し人権を守る情報センター発足のお知らせ

 

日本の街頭デモは普段から警察に強く規制され、不当逮捕が繰り返されます。特に2011 年3月11日以降の反原発デモではあまりにもひどい不当逮捕が連発されました。逮捕・勾留されてからも様々な被害を受け、それは一向におさまりません。ま た労働組合や野宿生活者にも弾圧や排除は激しさを増し、職務質問など警察組織の横暴も増えるばかりです。こうした現状を変えるために、これまで弾圧を経験 してきた様々な社会運動に関わる団体や個人が集まり、情報センターを結成することにしました。
社会運動で不当逮捕された際には、主催者や関係者による救援活動が組まれます。しかし救援活動は大変で、カンパ呼びかけなどの支援要請が追いつかな いことも多いです。しかも自分の人権を守るための情報が少なく、「逮捕された方が悪い」という偏見が横行する社会です。そこで私たちは、普段から弾圧の不 当性やどうやって自分たちの人権を守っていくかについての情報発信をしていきます。またデモや街頭行動の主催者と連携しながら、弾圧を防ぐための事前対策 も考えていきたいと思います。そしてこうした問題に関心を持つ多くの人や、弾圧経験者の幅広いネットワークを形成していきます。
デモを始めとした全ての表現の自由を取り戻しましょう。警察の横暴をやめさせましょう。私たちの人権を守りましょう。そしてこの社会を変えていきましょう。

2011年12月20日 弾圧に反対し人権を守る情報センター
ウェブサイト:http://handanatsu.tumblr.com/
連絡先:東京都港区新橋2-8-16 石田ビル5階 救援連絡センター気付け

参加団体/個人(12月20日現在)
麻生邸リアリティツアー国家賠償請求訴訟団
救援連絡センター

20120120

野宿者強制排除と襲撃を許さない江東デモ

●野宿者強制排除と襲撃を許さない江東デモにご参集ください。
・2012年1月22日(日)11時~
・江東区文泉公園(亀戸駅徒歩5分、江東区亀戸2丁目4-13、http://g.co/maps/z2qy8))集合
・集会後、亀戸一周デモを行います。


6年以上にわたり、公園改修工事計画について、野宿する人々と区との間で話し合いが行われてきた江東区竪川河川敷公園で、野宿の小屋を強制的に排除する 手続きがはじまっています。「追い出しは行わない」と繰り返し言ってきた江東区水辺と緑の課ですが、昨年秋から話し合いの道を放棄し暴力的な追い出し路線 へシフト。ガードマンを巡回させ公園から野宿者を叩き出し、また野宿の仲間に対し課長自ら警察を背景にやくざ顔負けの脅しをかけるなど、なりふり構わぬ排 除を行っています。
そして年末の12月22日、「弁明機会付与通知」を野宿する16件の仲間の小屋に配り、強制排除への手続きが開始されました。1月12日には仲間たちの 弁明書と多くの方々からの抗議の声を無視し、除却命令が出されました。除却期限は1月18日午後5時までとされています。江東区は行政代執行へ向け、さら に一歩コマを進めたことになります。

江東区内では、行政の野宿者排除と呼応するように、少年らによる野宿者襲撃が多発しています。12月11日には、大島小松川公園で野宿する男性が深夜、 小中学生により暴行を受け、肋骨を折る重傷を負う事件が起きました。11月には野宿する仲間の小屋が少年3人組により放火され全焼しています。このような 深刻な事態にもかかわらず、区の水辺と緑の課は区民からの問い合わせに対し「工事により公園の野宿者をゼロにする」ことが区の責務であると回答し、教育委 員会は「警察からの連絡がなければ、襲撃を事実と認めることはできない」と言明しています。これでは、区自らが野宿者襲撃を煽っているようなものです。こ の上、江東区による行政代執行(野宿者の強制排除)が現実のものとなれば、野宿者に対する暴力行使に、行政がお手本を示すことになります。私たちは、 2006年に墨田区で香取さんという野宿の仲間を虐殺した高校生のことば:「ホームレスなら殺してもいいと思った」を忘れることはできません。このような ことを絶対に繰り返させてはなりません。

野宿の仲間たちを厳寒の路上に叩き出し、人々が生きる手段を強制的に奪う行政代執行をさせないために、そして野宿者への襲撃を決して許さないという意思を江東区役所に示すために、1月22日のデモへの多くの皆様の力の結集を呼びかけます。


20120111

反天皇制運動 モンスター24号

反天連機関紙 モンスター24号 (通巻330号) 
2012年1月10日発行

目次

扉★
主張★ 怒りを忘れずに、そして今年も
貝原浩のあの時この時★ 殿下、ちょっと痩せられたのでは?
状況批評★ 政治・社会の危機を見据え、共同の抵抗を広げよう―2012年の攻防 ・反安保実
反天ジャーナル★ ・正常性バイアス
            ・ 「今年は良い年に」?
            ・「反核」異論と脱原発「異論」
紹介★ 反天皇制運動連絡会編『天皇の被災地「巡幸」』
 ネットワーク★ 地下大学で会いましょう
太田昌国の夢は夜ひらく22★  『方丈記』からベン・シャーンまで?? この時代を生き抜く力の支え(太田昌国) 
野次馬日誌★ 12月1日~1月4日
今月の暴言★ ⑫ 
集会の真相★・ 「全国から電力会社・経産省を包囲しよう! 再稼働反対12・11デモ」報告
         ・12・14韓国水曜デモ1000回アクション
         ・間違っていたと気づかされてもやり直せていない私たち―12・16北村小夜さんのお話「戦後をやり直したい」
         ・反天連集会「原発ファシズム・天皇制」
反天日誌/集会情報/神田川
 
http://hanten-2.blogspot.jp/





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運動〈経験〉34号―原発ファシズムを抱きしめた象徴天皇制  反天連機関誌

    運動〈経験〉34  2011年12月23日発行  

目次

象徴天皇制の現在
「お家騒動」とXデー
―象徴天皇制問題の真相!? - 桜井大子 ‐6

集会の記録
8・15反「靖国」行動 
原爆・原発・天皇制 - 加納実紀代 ‐16

ビキニからフクシマへ
―原点としてのビキニ事件 - 加藤一夫 -32

集会の記録
4・29反「昭和の日」行動
三題噺「知情意」 - 彦坂諦 ‐43

インタビュー
反原発運動は大衆化しだした、次をどうする
―「たんぽぽ舎」の歴史と現在 - 柳田真(聞き手:天野恵一) ‐61

引き継がれる日米安保体制の"守護者"の役割
―裕仁から明仁へ ― 中嶋啓明 ‐78

コラム
神奈川から 
帰ってきたよ~ がくろう神奈川への刑事弾圧、不起訴をかちとる!! ― 京極紀子 ‐103

ロング書評
「革命」は予見できないが参加できる
―西川長夫著『パリ五月革命 私論――転換点としての68年』 ― 杉原昌昭 ‐107

〈1968〉論議❺ ― 天野恵一 ‐115


定価:1000円+税
編集*反天皇制運動連絡会
     反天連ブログ http://hanten-2.blogspot.com/
発行*軌跡社
発売*社会評論社

 

20120110

「危機」の時代の天皇制を問う! 2・11反「紀元節」行動  ・集会とデモ

「危機」の時代の天皇制を問う!
2・11反「紀元節」行動へ! 

「女性宮家」創設に向けた政府の検討が本格化した。かつて、女性・女系天皇を認める方向で検討された「皇室典範」改正案は、秋篠宮家に悠仁が生まれたことによって棚上げになった。しかし、このままでは天皇を支える皇族がいなくなるという危機感が、こうした方向性に踏み切らせたのである。

天皇主義者にとっては、この焦りには、別の意思も含まれている。次の天皇制を担うべき皇太子夫妻が、きわめて「頼りない」ことがそれである。病気の妻は「皇后としての役目」を果たせるのか、皇太子は次の時代の天皇像を明確に示せていない、昨年、明仁天皇が入院した。時間はないのだ。

昨年の3・11以後の時間は、あらためて、日本の戦後社会の暗部を引きずり出した。原発・安保・基地・新自由主義・生存・ナショナリズム・排外主義・・・・・・多くの解決されるべき問題が、危機的な状況としてわれわれの目の前に広がっている。だが、それを隠蔽し、この日本の戦後社会のありかたを文字通り象徴し、肯定し続けてきたのが天皇制である。絶対敬語にまみれた天皇への賛美は、そのような「日本」を賛美することと同義である。

今年の「紀元節」を、われわれは、こうした状況自体をとらえかえし、それに対する反撃の陣形を見出していくための抵抗の日としていきたい。さまざまな社会運動に取り組む方の問題提起を受け、集会後のデモにも取り組んでいきたい。


われわれは、さまざまな意味で危機の時代に生きているが、天皇制の「危機」は、もちろんわれわれにとっては危機でもなんでもない。それは世襲の人間が国家の「象徴職」を独占していることの矛盾の現れだ。それ自体が身分差別であり、家柄や社会的な差別、民族差別を再生産していく装置である天皇制はいらない。天皇神話にもとづく建国記念日=「紀元節」反対行動へ!


日時: 2012年2月11日(土・休)
     午後1時開場  集会後デモ 

場所: 日本キリスト教会館4F(地下鉄東西線早稲田駅3b番・2番出口から穴八幡神社方徒歩5分)

発言: 京極紀子(「日の丸・君が代」の法制化と強制に反対 する神奈川の会)
     桜井大子(女性と天皇制研究会)
     なすび(福島原発事故緊急会議・被曝労働問題プロジェクト)
     村上陽子(ゆんたく高江)



主催: 「危機」の時代の天皇制を問う!
     2・11反「紀元節」行動実行委員会
 http://2012-211action.blogspot.com/

呼びかけ団体: アジア連帯講座/ アンポをつぶせ!ちょうちんデモの会/ 国連・憲法問題研究会/ 立川自衛隊監視テント村/ 反天皇制運動連絡会/ 「日の丸・君が代」強制反対の意思表示の会/ 靖国・天皇制問題情報センター/ 連帯社/ 労働運動活動者評議会

20120105

1・9 日雇全協反失業総決起集会・デモ

佐藤満夫さん虐殺27ヵ年、
山岡強一さん虐殺26ヵ年弾劾・追悼 
1・9 日雇全協反失業総決起
集会・デモ


1984年12月22日、国粋会金町一家による山谷労働運動壊滅を企んだ非道の暴力が 吹き荒れる只中にカメラを据え、真正面から、支配とこれに抗する日雇・下層労働者の生活、労働、そして闘いを映し始めた映画人・佐藤満夫さんが、朝の山谷 の路上で刺殺された(享年37歳)。佐藤さんの遺志と血ぬられたカメラを引き継ぎ、1年後の映画『山谷 やられたらやりかえせ』の完成をもって新たな闘い を構想し、始動し始めた山谷争議団、そして日雇全協の主導的同志・山岡強一さんは、1986年1月13日、自宅近くの路上で射殺された(享年45歳)。
 二人が国粋会金町一家のテロに斃れ、27年-26年の時が過ぎ去った。しかし、非道の暴力、無権利労働、路上死-野垂れ死にが消滅したわけではない。労 働・生活の不安定さが全社会へと拡大し、無権利労働や失業即路上が社会全体へと浸透している。路上から追い立てられ、貧困ビジネスの餌食にされ、東京・東 部圏では「再開発」(スカイツリー)の名目で、排除―排斥、さらには少年たちの襲撃も加速している。
今一度、斃れた者と向き合い、この現実から下層労働者、野宿者の希望を指し示すべく、各地・各現場の越年・越冬闘争の力を糧に総決起しよう! 
  3月11日の未曾有の大震災と福島第1原発事故は、多大な犠牲者を出し、現在もなお多くの人々の労働、居住、生存の権利がないがしろにされ、失業と棄 民を強いられながら厳しい冬を迎えている。さらに、「究極の使い捨て労働」としての被曝なくしては存立しえない原発労働の実態が露わになった。我々は、被 災地支援に取り組むとともに、すべての原発の停止―再稼動阻止へ向けて、反(脱)原発の大衆行動・デモに結集し、原発労働者の生存と権利をめぐる闘いを、 福島と各寄せ場を結ぶ闘いとして、呼びかけを開始した。
 全ての者に開かれた権利として生存権を勝ち取り、そこに切り拓かれた「権利意識」によって我々の側から「寄せ場の特殊性」の枠を突破していこう。結成 (1982年)以来、30年にわたる日雇全協の苦闘を現在に生かしきり、初発に掲げたプロレタリア国際主義の赤旗を一層鮮明にしていく時がきた。
 仲間が仲間の生命を支える越年・越冬闘争の団結と連帯の炎を絶やさず、全国から1・9山谷現地への総決起を!


 2011年1月9日(月曜)午前10時~山谷・玉姫公園(南千住駅下車徒歩10分、玉姫神社そば)
集会後山谷をデモ、その後全国交流会

主催:全国日雇労働組合協議会(日雇全協)

http://san-ya.at.webry.info/201201/article_2.html